Diary(想い出の記録) Vol.12
<2011・1月〜
短い時間だったにもかかわらず、ぎっしりと書かれたアンケートは私にたくさん
の勇気と感動を与えてくれた。後日に送られてきたアンケートの一部を紹介す
る。なかには母校の日当山小・中学時代の同級生のお母様の感想もあり、
あの頃の思い出が甦ってきてとても嬉しく思った。
「綾さんと同年の娘がいます。日当山小・中出身です。綾さんのすばらしい
お話を聞いたこと報告したいと思います。綾ちゃんを育てられたご両親、綾さ
んのお話に感動しました。自分達もゆっくりとそしてあきらめないでいろいろなこ
とに挑戦してみたいと思います。」
「今日の講義は私の家族全員で聞きたかったです。とっても感動しました。
日本語を話す時より英語の時のほうがいきいきしているように思いました。びっ
くりです。感心です。今日一日で私の心が豊かになったような気がします。



3月19日
昨年は皆様の温かいお心遣いにより、無事に過ごすこと
ができました。感謝いたします。
私も今年は干支・うさぎのように飛躍の年にして、前向きに
日々を過ごしていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
5月3日(憲法記念日)
我が家の庭先の梅の古木が暖かな陽気の中で満開となった。
私が生まれる前から坂之上の庭にあったのをここの庭に移したもの
だ。(写真左)
* 日フィル(日本フィル)ハーモニー交響楽団・第36回九州公演2011in鹿児島(宝山
ホール)<鹿児島県文化センター>に行く。
36回を迎える今年の九州公演は鹿児島が最終日となった。ピアノは若手ソリストの
一人・横山幸雄さんを迎えての演奏会だった。横山さんは4年前の2010年で生誕200
年を迎えたショパンのシリーズを現在も全国各地で展開され、その中の一つ・ピアノ協
奏曲第1番を演奏された。
ピアノの美しい音色もさることながら、横山さんのかっこよさが印象的だった。またご自
身がインタビューにも答えておられるが、「ショパンを弾くと家に帰ってきたような気持ちに
なります」という横山さんの言葉がとても素敵だった。
指揮者の藤岡幸雄さんも熱演で、子供の頃から聞いて育った日フィルの音を盛り上
げて下さった。
2月20日

看護学生の中にはこれから医療の現場で頼りにされ、希望の星とな
る男子学生の皆さんの姿も見受けられ(写真上)、頼もしく思った。医療
の場で若い力を発揮してくれることを心から期待したい!
また、MAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)と「千の風になって」の朗
読に合わせてピアノ演奏をして下さった二人の素敵な学生さん。(写真
右)
企画して下さった松元先生、島田先生に感謝!!
「綾さんの自分を見つめて努力し、前向きに進む姿は心打たれます。このようなす
ばらしい女性が霧島市内にいらっしゃることを誇りに思います。心より感動しました。
ありがとうございました。」
などと書かれていて、私の方こそ感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。たくさん
の方々がアンケートをお寄せ下さっているので、全文の掲載はこちらにUPの予
定。
講演会を企画して下さった新(あらた)様、霧島市教育委員会・生涯学習課の
皆様に感謝!


コラムの原稿を書いてからずいぶん時間がたったが、読み返して
みるとまあまあかなと思った。
「夢紡ぎつつ、明日へ」という私の小さなコラムもたくさんの
学生さんたちが読んでくれると嬉しく思う。
2011・1月4日
東日本大震災の取材で東北地方を回っておられた大原様から写真が届いた。
取材当日に取って下さったものだ。自然体でとてもいい写真になっているので、入れ
ることにした。大原様に感謝!
父が丹精込めて育てた藤の下で取って下さったが、藤の盛りが過ぎて鮮やかな色
が出ていないのが残念!
やっぱり、私に焦点を合わせて下さったのかな(^^)
3月1日
5月25日

写真右は霧島を代表する新燃岳。四季折々に美
しく姿を変え、特に初夏にはミヤマキリシマが咲き乱れ
る。
今年1月、52年ぶりに爆発的噴火をし、大きく報道
され、全国的に有名になった。
しかし、危険であると勘違いされ、訪れる人々が少
なくなった。霧島市観光協会では温泉も豊富で、景色もいいのでぜひ来てほしいと呼びかけている。
「支えられている人だけでなく支える人
も、感性をしっかり磨いていなければその
人の生きやすい環境をつくることはでき
ないと感じました。
私も将来、綾さんのご両親のように患
者さんを暖かく支えられる看護師になり
たいと思いました。」


さて、わが町での講演は12年前の2002年に隼人町での人権啓発講演会以来である。あれから11年たってしま
った。
今回の霧島市女性講座講演会は客席が近かったのでうまくいくかどうか心配だったが、皆さんはとても熱心に
聞いて下さった。終わった時、一人の方が手を上げて「質問が出ないのはみんな感動しているからだ」と言われた。ほっとひと安心。
* 私の"The Silver Swan"(シルバースワン『銀の白鳥』)の翻訳原稿の第一稿、あかね書房・出版
部の伊藤様に送る。
* 2011・3・21世界ダウン症の日
10年前の2004年にシンガポールで行われた世界ダウン症会議に日本代表として参加し、スピーチをし
た時の大会会長をなさっていたShin(シン)先生がシンガポールを発信地として、9年前の2005年に世界
に提唱された。その時もお祝いの言葉を送った。8年前の2006年には世界ダウン症連合によって世界共
通の日として制定され、世界各国で祝われ、今回もJDS大阪でこの日を祝って写真展を開催する運び
となり、私もお祝いのメッセージや写真等をJDS大阪支部にお送りした。
日フィルの帰り。懐かしいワンピース姿で伯母の家にて
1月25日
* 合唱団「風」20周年記念コンサート(かごしま県民交流センター・県民ホール)
大原さん家族と昼食。雅代さんの元気な姿と素敵な笑顔に会い、「一緒にご飯を食べに行こうね」
という雅代さんの夢に応えることができた。
会場で松田幸久先生の奥様とも合流して、一緒にコンサートを楽しむことができた。
7月10日
加治木看護専門学校・宿泊研修講演会(鹿児島県立青少年研修センター)
講演会場の青少年研修センターには私が小学5年の時に学校の行事で宿泊研修で来たことが
あり、とても懐かしい場所だった。かじとりくるまに乗って友達と下ったなだらかな坂もそのままだった。
これから医療の現場へ行かれる看護学生の皆さんが私の拙いスピーチを静かに熱心に聞いて下
さって、嬉しかった。
後日、講演会模様の写真やアンケートがCD-Romでやっと届いた。とてもよくまとまっていて、特に看
護学生の皆さんのそれぞれの想いが詰まった若者らしい感想は私の胸を熱くした。その一部を紹介す
る。
4月29日
3月21日
3月11日
平成23年度 きりしま市女性講座講演会(国分公民館3階・大会議室)主催:霧島市教育委員会・生涯学習課
* かもがわ出版・編集部の鶴岡様よりエッセー集『21番目のやさしさにーダウン症のわたしからー』の
増刷(4刷)のお知らせが届く。(祝!!)突然のことで驚いた。私にこのような体験をさせて下さった鶴
岡様にとても感謝している。
その夜は鯛とビールを囲み、家族三人でささやかな喜びを分かち合った。
HP開設10周年!
私のHP「夢紡ぐ綾」を開設してから10年がたち、今年1月4日で10周年を迎える。その間約33万の
方が訪問して下さり、たくさんのドラマも生まれた。これまで支えて下さっている多くの全国の
皆さんに感謝!!
2011・1月 岩元 綾

4月26日
* 母校・志学館大学での今年最後のフランス語の聴講。
一時は英文学を勉強していたが、やはりフランス語を勉強したいという想いが強く、再受講することに
した。初級・中級と級を重ねてずっと大学で勉強してきたので、今は大学の鹿児島移転という寂しさも
あるが、充実した大学生活をここで学ばせてもらい、支えてくれた両親にとても感謝している。
たくさんの想い出をくれたこの大学も移転の時が日に日に近づいてくるが、私たちの心に大学で過ご
した日々がいつまでも残るだろう。
奇しくもこの日、私のホームページアカウントが333333となっていた。
7月14日
7月7日
* 東日本大震災、発生。戦後初の史上最大の大惨事となった。
東北地方の知り合いの方々の安否が心配されたが、無事だということが確認されてひとまずは一安
心した。
6月4日
* きりしま市女性講座講演会の打ち合わせのため、霧島市教育委員会・生涯学習課へ。
「私も綾さんのように堂々として自分の目指す看護師になれるように頑張りたいと思います。」
「看護師として良い経験させてもらうことができ、もっといろいろな人にこの講話を聞いてもらえたらと思いました。」
「ダウン症だけでなく、ほかの障害を持った人々に対しても偏見等がなくなっていけば障害の有無に関係なくよ
りよいやさしい社会が築けていけると思います。なので、これからも綾さんたちのような方々に講演を続けていって
ほしいと願います。応援しています。」とあった。
みなさま、お健やかに新しい年をお迎えでしょ
うか。
私たちは家族三人、元気に新年を迎えること
ができました。

2月17日

* 私の著書『21番目のやさしさにーダウン症のわたしからー』が今年も加治木女子高校・専門課程
の「教育心理学」のテキストとして決まったと佐々木先生から連絡が入る。
この四月から九月まで、学生さんたちが毎週講読してくれると思うとただ嬉しいだけでなく身が引き
締まる思いがする。
韓国・イムジン川のほとり
(昨年5月、父が子供の頃に38度線を越えてきたという
記憶をたどって行った旅で)

「ダウン症について自分の認識の甘さがあり、今日はよく分
かりました。家族の(周りの)支えが綾さんの成長につながった
のだなあと思いました。
ダウン症の子だけでなく、どの子にもあてはまることだと思いま
した。本当に有難うございました。」
「本も読ませて頂いていたので、一層感激致しました。お父様
には息子が帖佐中1年の時お世話になったのですが、親御さ
ん共々すばらしいご家庭で改めて自分達も力を頂いた感じです。
有難うございました。
* 憲法記念日市民のつどい講演会2011in鹿児島(かごしま県民交流センター・県民ホール)
講師はアメリカ・ミシガン州出身の詩人、アーサー・ビナードさん。私がNHKラジオの英語講座を聞いて
いてビナードさんがゲスト出演されていたこともあり、行く前から興味を持 っていた。
詩人というお仕事柄、流暢な日本語を話されるビナードさんのお話に驚きながらもビナードさんご自身か
ら見た原発のあり方についての講演にはとても勉強になった。
4月9日
* 私がコラムを書いた生命倫理の教科書『はじめて出会う生命倫理』玉井真理子・大谷
いづみ編(有斐閣)が出版され、有斐閣・書籍編集第2部の堀様より届く。
2月19日

* 3・21世界ダウン症の日・写真展in大阪に寄せるメッセージや写真をメールで送る。
初夏に霧島山を彩るミヤマキリシマ
* 読売新聞西部本社・鹿児島支局の大原様、来訪・取材。
突然の取材になんだろうと思っていると、今回は東日本大震災に寄せる私の今の思いを取材するた
めだった。
初めてお会いした大原様は私を長きにわたって取材して下さった田口様と面影が似ていて、とてもよく
話しやすかった。
大原様から田口様のメッセージを聞いて、嬉しく感じた。記事が掲載され次第、UPの予定。
* 日刊・読売新聞「被災障害者の力になりたい・ダウン症女性が支援活動」として記事掲載。
読売新聞西部本社・写真部の大原様より新聞が送られてきて、初めて全文を読むことができた。
少し恥ずかしい。
全文は新聞記事No.2をご覧下さい。
* 読売新聞 夕刊「被災障害者に寄り添う・ダウン症女性が支援活動」として記事掲載。
* 鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島連山の新燃岳が爆発的噴火。
52年ぶりの大噴火で、ドーンという爆発音は私たち家族が住んでいる隼人の家まで響きわたった。も
くもくと噴煙が噴く瞬間を玄関前で初めて見た。こんな身近な山が噴火するとは思わなかったので、す
ごいの一言に尽きる。
今でもまだ時々、爆発とともに空振で建具が揺れる。当分爆発的な噴火が続いていくという。周辺、
近くに住んでいる人達は火山灰で悩まされてこれからはどうなることだろう。
「健康な私達が不平不満を言いながら暮らしていることに対してとても恥ずかしい気持ちになりました。これか
らは綾さんの言葉をかみしめて明るく前向きに生きていこうと痛感しました。本当に有難うございました。」